ここでは主にOBS Studioの設定が完了し無事ライブ配信が行えたもののPC性能やネット回線環境により問題が発生する方向けの対処法をご紹介させていただきます。


■ネット回線環境を見直す

  • 無線LAN接続を行っている方の場合は、有線LAN接続を行ってください。

  • 無線LAN接続でも古い規格にて無線LAN接続を行っている場合は、最新の規格(IEEE802.11nやIEEE802.11ac)の導入も検討してください。

  • この後ご説明をさせていただく映像・音声のビットレートの数値を下げてください。ビットレートを下げるとお使いのネット回線への負荷が軽減されます。


■PC性能にあった設定を行い対処する方法

  • 映像ビットレートを見直す

    • OBS Studioの「設定」>「出力」>「配信」タブ>「ビットレート」の数値を下げてください。

    • 一般会員の方は最大1000(kbps)ですが、もし静止画を出すのみであれば150(kbps)程度で問題ございません。

    • 最大1000(kbps)の設定にて最適な配信は「ゲーム配信」となります。カメラや映像を出さない場合は「1000」(kbps)まで必要ない場合がほとんどです。

  • 音声ビットレートを見直す

    • PCに接続された機器による音声のビットレート見直しも有効です。

    • OBS Studioの「設定」>「出力」>「音声」タブ>「音声ビットレート」を192(kbps)以下にしてください。

  • 基本解像度と出力解像度を見直す

    • 基本解像度と出力解像度の数値の値を同じくし、数値を小さくすることでPCへの負荷が大きく軽減されます。

    • OBS Studioの「設定」>「映像」>「基本(キャンバス)解像度」と「出力(スケーリング)解像度」の2つを同じ数値にし、数値を小さくします。一般会員の最大解像度は「854×480」ですが、この数値を「640×360」へ変更してください。「640×360」でもPCへの負荷が大きい場合は「320×180」へ変更してみてください。


■ご自身の環境に見合ったライブ配信の運用

スティッカムの動作環境につきましてはライブ配信中ブラウザはスティッカムのみ利用しパソコンに接続されたウェブカメラにて配信を行う場合を想定しヘルプに記載されております。

よくPCの処理が重くなるというご相談をいただき確認を行うと、PCにウェブカメラや仮想ウェブカメラ、音声ミキサーソフトにBGMを流すための音楽再生ソフトを起動しさらにブラウザのタブを複数開きネットサーフィンも行う等の操作を行っている方がいます。こういった運用の場合、それ相応の高いスペックのPCが必要となりますので運用環境に見合ったご利用を行ってください。