Poughkeepsie Journal掲載記事

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Exchanging film recordings is latest in entertainment
余暇の過ごし方最新トレンド-動画の交換

Poughkeepsie Journal
Sarah Bradshaw

皆さんは金髪のかつらを付けた素人のおじさんがシャキーラ(米国ポップスター)の"Hips Don't Lie"のミュージックビデオに真似て踊っている動画を観たことありますか?コカコーラの空き缶を爆発させてしまう動画などもすごいお勧めです。

現在数千人のサラリーマンはオフィスで時間潰しとして、このようなウェブ動画を見て楽しんでいます。

Stickamのエグゼクティブ、アーロン・ノバックさんによると、ウェブ動画をメールで回したり、ウェブでブラウジングして楽しむのが最新のトレンドなのだそうです。「私達のStickamやその他のサイトはこのようなウェブ動画へのリンクをメールで送ることを簡単にし、それはいろんな人に転送され、その結果、その動画は大勢の人々に観られることになります。」と彼は言います。

-動画をブロードキャスト-

Stickamはユーザーがサイトにアップロードされている動画へリンクを張ったり、写真、動画、音楽、ライブストリーミングビデオチャットをウェブサイトやブログにリンクすることを可能にします。StickamもYouTube, Google Video, mtvU, Yahoo! Videoなど、ユーザーが動画を一般に配信、または個人的に友人間で共有できるサイトの一つです。

毎月2千万人の新規ユーザーを増やしているYouTube。サイトのファクトシートによると、人気の秘訣は動画デバイスを使う人が増えているからだそう。オフィス内でネットサーフィンを行う社員の数というのも貢献要因と考えられます。

2003年の米国労働省の統計によると7千7百万人が仕事場でパソコンを使っていることが報告されています。Harris Interactive社の調査によるとThe Marlin社では61%の社員が社内パソコンを個人的利用で使用しています。

「誰にでも仕事に集中できなくなる時はあります。私は9時間ずっと休憩なしでは働けませんよ。」と語るStickamユーザーのJason Devlin氏。彼はMySpaceサイトの友達ページに動画などを載せたり、動画メディアをメールで同僚に送ったりすることが多いと言います。「私はそうやって同僚とコミュニケーションを取り合っているのだ。」

-新たなコミュニケーション方法-
Marist大学のInteractive Media教授、Brett Phares氏はウェブ動画を共有することで友達の輪を簡単に広げることが可能と語っています。

New York州立大学院生のRenay Pattersenさんは自分の仕事が時々つまらなくなってしまうことがある、と言います。そういう時に彼女はebaumsworld.comなどのエンターテイメントサイトで時間を潰します。「時間のことを忘れられて、オフィスのパソコンで簡単に動画などを見られるので周りには仕事をしているように見えるわ。」また、彼女の友達から転送メールで動画が送られてくるとも言います。彼女はそれが一番の楽しみらしいです。

Devlin氏は「チェーンメールよりもウェブ動画のほうが人気だ。メールを10通誰かに送らなければ不幸なことが起きるなんていうことは全く信じ難い。ウェブ動画のほうが面白いよ。」と語ります。
Dutchessコミュニティカレッジのコンピューターサイエンス専攻の生徒、Thomas G. Henryさんはテキストを使うことが時代遅れだという。「私はテキストでコミュニケーションはしません。ビデオのみでコミュニケーションをとります。コメントをテキストで残す変わりに、1993年代のミュージックビデオなどを使ってメッセージを残します。」

Henryさんはローカルアーティストなどを紹介するためのHudson Valleyイベントの動画中継サイトを作成しました。彼が心配していることは企業などでMySpaceのサイトなどを見られないようにブロックすることなどが増えていて、今後もYouTubeや他のウェブ動画を提供しているサイトでも同じようになるかもしれない、ということです。