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動画や画像、音声などを共有する「Stickam」日本版がスタート

 米Advanced Video Communications, Inc.は、動画や画像、音声ファイルなどを共有できる「Stickam.com」の日本語版サービス「Stickam JAPAN!」を9月22日に開始した。ユーザー登録のみで無料で利用できる。

Stickam.comは、米国で15万人のユーザーを抱える動画や楽曲などの共有サービス。日本展開に関してはE-Times Technologies(ETT)と業務提携を行ない、日本語サイトの作業やユーザーサポート、広報活動などをETTが担当する。

 ユーザーには500MBのディスク容量が与えられ、動画と画像、音声をアップロードして公開できる。対応するファイル形式は動画が AVI/MOV/WMV/FLV/MPEG、音声がMP3/WAV、静止画がJPEG/GIF(アニメーションGIFは不可)で、1ファイルごとの容量制限は動画と楽曲が200MB、画像が5MBまで。動画と楽曲はFlashフォーマットに変換されて公開されるため、アップロードから公開までは数分かかる場合がある。

 SNS機能も搭載し、友達登録に加えて他のユーザーのコンテンツにコメントをつけることが可能。マイページには友達登録したユーザーのコンテンツが一覧表示される。また、Stickam JAPAN!に未参加のユーザーを招待する機能も備えている。

 アップロード機能以外にWebカメラを利用したライブ機能も搭載。Webカメラでのライブ映像を録画することも可能で、最大1時間までライブ映像を録画できる。なお、録画映像も500MBの基本ディスク容量内に収められる。

 ブログパーツも用意されており、アップロードした動画や画像、音声ファイルなどをブログツールで表示可能。ライブ中継もブログパーツに表示できる。

 現在のところファイルの公開範囲を設定する機能はなく、アップロードしたファイルはすべてインターネットに公開される。公開範囲の設定機能に関しては、1カ月以内の実装を予定しているという。また、海外では面白い動画などをアップロードしているユーザーに対して2GBのディスク容量を無料で利用できるアカウントを提供しており、日本でもこのアカウント制度を導入予定としている。

 携帯電話からメール添付でファイルをアップロードできる機能、携帯電話からの閲覧機能も搭載。携帯電話から閲覧する場合は、動画が3GPP形式に変換される。Advanced Video Communicationsでは日本を携帯電話サービスの先進国として位置付け、世界展開に先駆けたモデルケースとして正式版と同時にモバイル版サービスを提供したとしている。

 サービス登録は無料だが、14歳以下は登録できず、アダルトコンテンツのアップロードも禁止されている。利用規約に違反するコンテンツなどは順次削除など対応していく構えだ。

関連情報

■ URL
  Stickam JAPAN!
  http://www.stickam.jp/


(甲斐祐樹)
2006/09/22 16:46

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